スリーエムの地味な付箋について派手に語っていく
手書きの習慣で身の回りが色々と変化すると同時に、急激に身近になったアイテムのひとつが付箋です。
付箋と言えば「スリーエム」
例えその会社名に覚えがなくとも「ポストイット」といえばまず脳裏に浮かぶのはこの商品ではないでしょうか。私も愛用しています。でも、この商品に対する認識って正直あまりよくありませんでした。
理由は……
何か仕事っぽいし、可愛くないし、地味だし、テンション上がらないし。
というまぁ、なんともしょうもない理由ではありましたが何となく手が出ない、という。
だから、付箋が欲しいなと思った時は、ダイソーなどの百均で手に入る可愛いデザインのものを買ってみたりAmazonで安くて凝ったデザインのものを買ってみたりしました。そして金額が安いからまぁ許せるとはいえ、ことごとく失敗してきました。
その失敗の果てに、一度定番商品というものを使ってみようと思いスリーエムの付箋に手を出したのですが、これが王者かと思い知らされるに至ったわけなのです。
スリーエムが販売している付箋の始まりは、接着剤を作っていた時に配合を失敗して弱い接着剤になってしまったのがきっかけだったそうです。だからこそ、なのでしょう。接着具合が絶妙なのです。上手い具合にちょうどくっついて、でも剥がすつもりになれば剥がせて、かつ何度も付けられるという配合を拘って製作しているのでしょう。この接着具合を再現できている付箋は「ない」と断言してしまっても過言ではないほどです。
すぐ剥がれて一生接着できない。
糊のついていないところが反り上がっていく。
逆に糊が強すぎて1枚剥がすときに破れる。
などなど。
もしかしたら湿気の影響が、とか色々あるかもしれません。でも、付箋程度のものをそんなご丁寧に収納していられませんから、適切な環境に制限があるとするならそれはそれで使いにくいです。
そして同じ環境に放置していても、スリーエムなら全く影響なく使うことができるのです。圧倒的王者の風格……弱点があるとするならデザインがシンプル過ぎることくらいでしょう。
とはいえ、実際に使い始めてみれば、紙面いっぱいに文字を書くだけなら少し色がついているくらいで十分なのです。
そして、改めて調べてみるとスリーエムの付箋にも意外とバリエーションがあることが分かりました。
ちょっとかわいくカットされているもの。
剥がれやすい箇所にもガッチリ貼り付く「取れなくはない」くらいの概念の全面強粘着付箋。
手帳の裏表紙に貼っていつでも使えるようにしたもの。サイズ展開有。
最近はやりのパステルカラーなペンが使える黒い付箋入りのカラーセット。
デスク周りの定位置で使いたい人にぴったりの専用ディスペンサー。もちろん詰め替え可能。
こんなに色々な商品が出ているとは……。
便利に付箋を使いたい、という思いには全力で応えてくれるメーカーなのではないでしょうか。
歴史のある商品なのですぐに入手困難になるという心配もありません。
付箋、使うこともあるな……という場合は、一度買ってみて損はないと思いますよ!
コメント